2008年12月31日水曜日

2009



2008年はくいばかりの年であった!
アレも出せなかったし、アレも終わらず、アレやコレやクレクレタコラや
そんなこんなや、もー各方面に迷惑ばかりかけて生きてきましたが
引き続き迷惑をかけつつ2009年も駆け抜けたり転んだり歩いたりします。
みなさんよろしくです。
よいおとしを。

2008年12月19日金曜日

CSフォー

そんなわけでPhotoshop CS4がでた。
シゴト道具なので早速アップデート版をダウンロード購入したら
描画画面を自由角度で回転することができる!
PainterにあってPhotoshopになかった機能なんであります。
絵を描くときにものすごく便利。
回転モードにすると真ん中に方位磁石みたいなアイコンがでて
傾きを知らせるのがかわいいといえばかわいい。

あとはまだ触ってないのが、パレット回りが
いろいろ変わってる印象あり。

その他はめまいがするほど忙しいのは普通として
まあ健康に日々過ごしております。

2008年11月20日木曜日

新宿駅にある。

以前王様のアイデアがあったりした新宿駅ビルのルミネの地下。
今でこそおしゃれ気な顔をしてますが、ほんの数年前まで
別にキレイでもないおおざっぱな雰囲気でしたね。

若い頃はしょっちゅう新宿に行っていたので
地下鉄丸ノ内線とJRをつなぐ王様のアイデア脇の
地下一階東口連絡通路もよく歩いてたです。
んで、そこに酒も飲ませる小さな喫茶店のような店があって
よく行き来してたその頃はひょいっと寄って
コーヒー食べてホットドッグ飲んだりしてました。
お釣り払って、お金もらったりした。
オレはその程度のおつきあいの店だったわけですが
なにやらたいへんな事になってるようで。
http://www.berg.jp/index.htm

かつてマイシティだった駅ビルがルミネエストに変わり
「おしゃれ」ビルに生まれ変わったので
おしゃれじゃない店は出て行けとばかりに
その店ベルグが立ち退きを強要されてるというハナシ。
細部は上のリンクに書いてある。

すでに1万人の立ち退き反対署名が集まってるというのに
ビル側はそこは無視してるとかなんとか。
思うにおしゃれビルならば、それこそイメージが
大切だと考えるんですけど、すでに1万人に嫌われている
とゆー事をなんとも考えてないのかなー。
地下にある小さな店一軒が、なぜそんなに目障りなのか
理解に苦しむのはたぶん大多数の感覚で、
結局そこにもっとうまみのある店を入れたいんだろ、と
ビル側の思惑をオレが邪推しても仕方ない。
おしゃれビルの店子いじめに見えてはずかしい。
いままさに1万人がルミネエストを嫌い始めてるのに
このまま行くともっと嫌いになる人が増えるでしょ。
それではなんにも生み出さないし。

ベルグがいい店かどうかは関係なくて
それでも20年ちかく続いた確実に店を愛してる客を持つ
黒字経営の店をただ自分の論理だけで追い出そうという行為は
非常にきもちわるい。
非常に不快なニュースですよ。
そういうルミネ側の姿勢には抵抗を感じるし
従ってその一点においてだけでも
ベルグを支持したい。

まーオレが支持したところで店に行って
コーヒーの一杯も注文する客のほうがぜんぜん貢献している
わけですが、そこはそれ、気はココロということで。
今度通りがかったら署名しときます。
一滴の水も大河から、と言うし。え、いわない?

2008年10月9日木曜日

捨てる

しめきりが全部きびしい昨今いかがお過ごしでしょうか。
わけあってインクジェットプリンタのDVDラベル印刷を使おうと
したがどーやってもできず発狂寸前に。
原因がわからないというのがもう、なんというか、捨ててやる!

その作業中外付けHDDが死亡した様子。
しゅいいいいんしゅういいいいん、、、ん、、、ん、、と
けなげに回転してるフリをしつつ一向にデスクトップに
マウントされないのだった。捨ててやる!

がふーがふーと鼻息もあらく、仕事に必要な書類を
探してるとドサドサとなにかが崩れた。
わわ、と立て直そうと体勢を変えたら別のモノが
ドサドサとなだれてしまい、、す、すててやる!

しかたないので食器を洗ってココロを落ち着けるのだった。
なぜか食器を洗ってるとやすらぐ。
お湯に触れてるせいですか。
そうか、お湯か。リラックスするのは。
お湯はいいなあ。
オユ、って発音もいい。
オユ、オユ、オユ。

2008年9月29日月曜日

クールハンドルーク

「暴力脱獄」が好きでして。
いやー何回観たかなー。
「暴力」ってタイトルについてるけど、これはたぶん「暴力教室」の
タイトルに勝手に便乗したくだらない邦題で
内容的にはむしろ「暴力じゃない脱獄」なんであるよ。
原題は「Cool Hand Luke」という、主人公のあだ名を
タイトルにしたスチュワート・ローゼンバーグ監督作。

なにが好きだったのか、というと
「刑務所・脱獄モノ」ってことと
主人公ルークを演じるポール・ニューマンが好きだったということ。
ああ、ポール・ニューマン好きだったな。
カツカレーかポール・ニューマンか、ゆーくらい好きだった。
「ハスラー」も好きだったなー。
実は「ハスラー2」も好きだ。
元気が出るって点では2のほうが好きかも。
カツカレーより好きかも。
合掌。

2008年9月13日土曜日

トトロの森プロジェクトその後

以前に書いた気もする「トトロの森プロジェクト」
このような大団円のうちに展開しました。
朝日新聞の夕刊でとりあげてもらった、こんなかんじ。
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200809130143.html
かなりの売り上げになったわけで、これが寄付されるわけですが
もちろん問題はお金だけじゃなくて、ひとつの方向に
国境とか思想を超えて人はつながっちゃったりできたりするんだなあ、と
いう感慨がポイントです。

今回のプロジェクトのために描かれた作品は
今月末から4ヶ月、サンフランシスコで展示されるそうなので
その間に行きたいと思った。

あとしつこいようだが「ビバ・イル・チクリッシモ!」
絶賛発売中!

2008年9月9日火曜日

こんなかんじでできあがり。



でけたでけた。
っつーか10日発売ですよ、たしか。
サコッシュ付きの初版は昨今の出版事情を鑑みて
若干少なめの刷り部数ですのでひとつヨロシクです。
増刷分からはサコッシュ付きません。

サコッシュってナニ?
はい。サコッシュというのは布製の袋でありまして
自転車のプロロードレース中に走行中の選手に配られる補給食とかを
入れるためのモノなんですな。

大友ファンには申し訳ないですが、オレ描きおろしの絵が
絶賛プリントされておりますスミマセン。
カンパとかジャイアントとかのメーカーロゴが
効いております。イカス。
もともと使い捨ての袋のため、耐久性とかはいまいちですけど
ノートとか筆記用具程度なら入れて歩けるです。

そんな素敵なおまけが同梱されてる初版を是非!

2008年9月5日金曜日

ほとばしる&ビバ・イル・チクリッシモ!情報



なにがって汗が。
もー秋だなあ、と油断させておいてセミめ!!暑いよまだ!
セミのせいじゃないが。
冬布団にもぐもぐっと入ってぬくまるのが
人生の10大幸せのひとつだなあ、とここ44年くらい思ってるんだけど
やっとぬくぬくシーズンだな、とほくそえんでいたのに
またうっすい夏掛けで寝汗かいてますよ。
あとトイレが詰まりかけたので
がっぽんがっぽんした。
擬音が多いな。

そして大友アニキと出す自転車妄想本「ビバ・イル・チクリッシモ!」は
発売数日前にやっとこさアマゾンに掲載チュウ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838718942/

よろしく哀愁。
古い。
古くてもいいんだ!40代もなかばになると!
ダジャレも問題なしだ!
あなたとは違うんです!

「写真集」公募チュウ>BCCKS

ふんがー、とネットでみる本サイトBCCKSにて
第一回写真集公募展開催中。
「写真」の公募じゃなくて
「写真集」の公募ってとこが味噌です。味です。

BCCKS
はWEBで読む本を作るサイト。
オレもオープン当時、いろいろ作りました。オモロイ。
本のカタチ、にした途端、ネットで文章を読むという行為が
またひとつ違う局面をあらわにするのな。オモロイ。
そんなBCCKSで写真集を公募してます。

絵とか写真とか曲とか小説とか、表現するものを
厳選した一品だけでチョイスする、というのが公募とかの
スタイルで、それはそれでいいんですけど
ひとまとまりにしたところで意味がでてくるモノもあるわけで
それを「連作」とかいうとまた意味合いが違うけども
「写真集」のカタチで公募するおもしろさが
いいんじゃないの、と思ったり思ったり。

ついつい撮り溜めた写真をずらーーーーーーーっっと並べて
そこから立ち上ってくる物語とか意味とかを
あいまいに愉しんだりしていきたい。
まだ絶賛公募中なのでぜしぜし。

2008年9月1日月曜日

ビバ!イルチクリッシモ!(宣伝)




とゆーわけでこんな広告がブルータスとかにでておりますです。
ものすごくひっそりと出てる気がするので
告知をば。
よろしくよろしく。

2008年8月22日金曜日

TOKYO!!!!!!



ベネックスとカラックスとベッソンがその頃新しいフランス映画の
代表みたいなカンジだったなー、オレの20代。
オレはベネックスのほうが好きなんだけども
カラックスの映画も心にひっかかっている。
そんなカラックスは実に「ポーラX」から何年もメガホン取ってなくて
(メガホンって怪獣の名前のようだねえ)もう撮らないのかね、と
思ってたら撮った。
しかも東京で。

「TOKYO!」という映画で突如蘇ったのだった。
しかもミシェル・ゴンドリーとポン・ジュノと共に東京を
舞台にしたオムニバスだ。すごいすごい。
好きな監督ばっかりであってこれは素直に興奮するのであります。
ゴンドリー映画のとんちの効いた手作り感が好きだし
ポンさんの「殺人の追憶」はここ数年で最高の一本だし
「グエムル」最高だし。

とゆーわけで公開されたので観ました観ましたおもしろかった!
3本の中で一番好きなのはミシェル・ゴンドリーの
「インテリアデザイン」だった。
途中ぐっときたりした。
これは藤谷文子演じる主人公がじぶんの居場所を探すハナシなのであるが
ううむ。そうきたか。

思うにひとの居場所というものは、意外と自分で選べるものでは
なかったりするね。
いや勿論自分で選んで「その場所」に赴くわけですけどね、
その後受け入れてくれる人や場所やモノがあって
初めてそのひとの居場所になるんではないか、と常々考えてた。
昔から、いや今だって実は居心地悪い感覚がカラダから
消えない。
「ここに居ていいんですかね?」みたいな自分が常にいる。
子供の頃からそれは消えないので、これはもう一生ついてまわるのかも。

ただそれはネガティブな感覚ではなくて
折り合っていくカンジなんですけどね。
オレの居場所はどこだ!と叫んで通りすがりの人を刺したりはしませんよ。
ただ身の裡にある感覚として
常に意識してるというだけですが、この「インテリアデザイン」は
そういう感覚そのものの映画だった。
だからぐっときたのでした。

ポンさんの「シェイキング東京」は普通だったなー。
絵が最高にいいけど、おはなしとしては物足りなかった。
キレイにまとまりすぎてた感じがあります。
もっとザワザワしたハナシを撮る人の筈だし!

んでカラックスのは完全に人を喰ってた。
バカ映画といっていいでしょう!
なんか匂わせてるようでいて、なんにもないです。はっはっは。
個人的には冒頭のマンホールからメルドが出てきて
通行人を蹂躙しつつ歩き回るシーン、あれを45分ずーっとやって
くれたらよかったなー。
でてきて
あばれて
さっていく、という
怪獣映画の王道で。

とりあえずスクリーンで観て損はないので
是非。
ぜひぜひ。

2008年8月17日日曜日

おーどーろーくーほど



つーまらない芝居を観てしまった。
あわてて仕事に戻るが、どーしてあれほどつまらな、、、とか
考え出すのを抑えるのに脳の力を使ってしまうのだった。

2008年8月15日金曜日

ポニョダークナイトポニョ



この夏の二大話題作観た。
これはスクリーンで観とかんと、とスキマを縫って観たわけですが
満足した!

ポニョは宮崎さんの動く絵本なんである。
しかもラクガキ風にぶつぶつ半笑いで呟きながら
しゃかしゃか描きこんでるのを横で見せてもらってるカンジ。
いや愉しかった。
「ゲド戦記」は絵も話もダメだったので
座席に座ってるのが苦痛でしたけども
ポニョは話はもうどうでもよくても
絵が凄いので黙ってえんえん観ていられるわけなんであります。

「ダークナイト」はキレ味が鈍く静かに、しかし
激しい輝きを秘めたよく鍛えられた刃物の印象。
ポニョと対称に位置しそうな映画ですけど
どっちもやりきってる感があって凄かった。
ヒース・レジャーの死がひたすら残念であります。
ちなみにバットマンの造形に関してですけど
もちろん好きなんですけど、かっこいいんですけど
印象的にはティムバートンが作り出したイメージと変わらないのが
不満なんである。
エッジを効かせたり面と線の使い方はめちゃくちゃ上手いんだけどな。
でもアップの時のマスクのアウトラインが
もひとつ格好よろしくない。

アーマーテイストな作りは、視覚からコスチュームの強度を
知らせてくれて、勿論ハナシが早いんだけど
オレが映画で観たかったのはむしろ
David Mazzucchelliの「Batman: Year One」のシンプルな
造形ですよ。
一見黒いラバーのマスクとマント、グレーのボディは一見コットンか
ニットみたいなんだけど、よく見るとめちゃめちゃ細かい
幾何学的なメカニカルで編まれた防弾防刃繊維で、とかなんとか
説明はなんでもいいんだけど、すっごいシンプルで
細部がハイテク、というのが観たい!
3では是非!

2008年8月4日月曜日

ニャロメジェニーツィン




日本とロシア、極東の地でたてつづけに2大巨星墜つ。
と、無理矢理2大にしてみた。
最初にオレが模写したのがケムンパスとベシであります。
同世代の人間では多数派だと思って間違いないでやんす。ベシ。
ジャンプに載った読み切りの「ウンコールワット」が忘れられない。
かつてジャンプは元赤塚不二夫アシスタントである
とりいかずよしの「トイレット博士」という
うんこまみれのマンガも人気であった。マタンキ!
「ウンコールワット」はまさに師匠の貫禄を見せた
作品であったと言えようなんつて。
今のジャンプで復活するといいのにトイレット博士。
原作とりいさん、絵は小畑健でお願いしますうそです。

2008年7月29日火曜日

VIVA IL CICLISSMO



てなわけでもーすぐマガジンハウスから本がでます。
自転車の妄想コラム本です。
大友さんと共著のカタチになります。

長きにわたって雑誌をまたがり連載してきた
自転車とワタシなコラムをまとめたモノと
2007年のジロデイタリアを観てきた旅日記的な
モノを2冊セットで発売です。
発売日等の詳細はわかりしだい。

2008年7月22日火曜日

戦争は続くよ



ノミとの戦争は継続中。

ノミとりホイホイというアースから出ている必殺兵器を
2ヶ設置し、様子をうかがっていたら隊長!やつらが
罠にかかりました!!!!
3,4時間後に各罠に数匹づつ、粘着シートに捕獲されて
蠢いているではないか!
すごいぞ!ノミとりホイホイ!
がんばれ!ノミとりホイホイ!

と脚を掻きながら応援するオレ。
それから4日後の朝、仕事部屋に降りていき
ホイホイには累積で12匹ほどのノミの構成員が
張り付いてはかなくも命を散らしているのを確認し
ホイホイとよろこんでいるオレの足首にちくりと感触が!
奴らが!
視線を落とすと足首に2匹のんびりと血を吸う体勢のノミが!
うおおおおおおおおおお!とココロで叫びつつ
そうっと指先ですばやくつまみ、台所の流しの
コップに水を張って食器洗剤を数滴入れ
指先を浸しつつ奴らを地獄へ送った。
ゆらゆらとコップの底にもがきながら沈んでいくノミ、、、、。

ホイホイ設置しているのに!と思いつつ
まだいるかもなあ、とひとりごちながら仕事場に戻り
足下を注意してるとまた!立て続けに2匹!
きゃあ!とココロで叫びながらまた指先でつまみ
台所にいってコップに、、、
また仕事場にいって、ひいと叫びながら指先でつまみ
台所にいってコップに、、、
さらに仕事場で、ひょうえ!と叫びながら、、、、

その朝、たぶんすでに産卵していた奴らのタマゴが
孵ってしまっていたのだろう。
10分あまりの時間で14匹捕獲した。
さすがにその日は奴らも姿を消したがあきらかにまだ
潜伏してるのは間違いない。
だってさっきも咬まれたもん!

こうなればホイホイを100個買って
部屋中に敷き詰めて。

2008年7月17日木曜日

ノミ



ノミがでた。
うちは生い茂った植物に囲まれており
縁側にはノラネコが徘徊やら鎮座ましましており
縁側で寝ころぶにゃーの姿も普通にある。
はずみでこれまでもノミがはいってきて
噛まれたことはある。
あるが大抵1匹か多くても2匹くらいの被害で済んでいたものを
今年はどうしたはずみか多分室内で孵ったな、タマゴがな。
ぴょんぴょんぴょんぴょん跳ねくさって
人のすねやらくるぶしやらふくらはぎやら咬みまくりやがってコロス。
もう許さん。
猫も飼ってないのにこの理不尽。
許すまじのみ。
殺すのみ。
ネットにてノミ退治の方策を調べてみると
どうやらアースから出ているノミとりホイホイがいいらしいので
速攻で注文だ。
明日には届くぞホイホイが。
とにかく痒い。
痒くて痒くて仕事にならない。
〆切りなのに!
そんなわけですみません>関係者各位

とノミにかこつけたいいわけだったのだった。
いや仕事はちゃんとやってますからね、、、、。

2008年7月13日日曜日

つけたしトトロ




下のトトロの森プロジェクトについては
アメリカで活躍中の堤さんから
上杉さん経由で参加の打診されまして
ちょいと仕事以外の絵を描きたいなーと思ってたとこなので
引き受けて描いたわけであります。
丹地陽子も描いておる。

200人からなるアーティストに「マイトトロ」を描いてもらい
それをオークションにかけて、売り上げをトトロの森の保護計画に
寄付するというプロジェクト。
本のカタチにもまとめて、その売り上げも寄付という仕組み。
くわしいことは丹地さんがサイトに書いてあるので
それを参照してください。えへへ。

著作権の関係でトトロそのものは描かないで
自分の中にある「トトロ的なモノ」を描くという趣向が
結果的には悪くない。
凄く多様性が出るし。
んなわけでかなり愉しんでオレのトトロ的なモノを描いてみた。

丹地さんも書いてるけど、本業しながらこの規模のプロジェクトを
立ち上げて動かす、というのは並大抵のパワーではない。
自分から動く、というオレのもっとも苦手な部分を
じっと見つめてみたりした。

トトロ



こんなん参加してます。
"http://www.totoroforestproject.org/"
トトロの森プロジェクト。
よろしくよろしく。

2008年6月20日金曜日

くるまみち



こないだ昼飯食いに駅前にでてたら
なにやら中高年の方のサークル活動だろうか、街のあちらこちらで
写生してらっしゃるのです。
街路樹と建物を描いていらっしゃったり
住宅街にはいっていく横道に絵筆を向けてらしたり、と
わらわら絵描き人が眼に入る、そんな中
ひとりの初老のおっちゃんが、車道の脇にイーゼル立てて
道路と街路樹を油絵で描いてたんですけど普通に危ない、と思いました。

そしてあいもかわらず自転車に乗りながら
携帯メールみてる方も多く見受けられますね。
おコケになられるといいのに、と思いますね。
中でもおとといだったか、みかけたバカは
車道を自転車で走りながら携帯メール読んでるバカです。
本物のバカだったんでしょう。
死ねばいいのに、とは思いませんが
死ぬ恐怖に準ずる思いをすればいい。
オレはただでさえ携帯電話が嫌いなので
あーいったバカを見るにつけ、この世から携帯電話が
なくなればいいのに、とよく思います。

2008年6月13日金曜日

キマイラ



キマイラの絵を描くことになりました。
夢枕獏さんの長い長い話、キマイラシリーズです。
オレが高校生の時、教室で「半熟英雄」「SaGa」のキャラデザインを
後に手がける藤岡勝利に「寺田、キマイラゆうて知っとる?」
と教えられて読み始めた朝日ソノラマ文庫(当時)のシリーズ。
ちなみにその教室内には後に
「REGGi」「ヨリが跳ぶ」「アグネス仮面」などを
描く事になるヒラマツミノルもいたりなんかしたが
とにかくそんな昔に読み始めて、今も続く
キマイラは、ご存じの人も多いと思いますが
天野嘉孝さんが第一巻から絵を担当しておりまして
もうオレのみならずファンの心の中には
キマイラ=天野さん、という図式ができあがってるとゆーのは
想像に難くないわけです。

なので獏さんから「キマイラの絵を描きませんか?」と来たときは
「いやです」と喉まで出かかりましたよ。
でも他の人に描かれるのも正直なにやらモヤモヤするし
玉砕覚悟で引き受けた次第であります。
玉砕しちゃいけないが。

そんなわけで新書で刊行が決定したキマイラの
第一巻からカバー描きます。てゆーか描いた。
これからも描き続けるわけで獏さんが書き終わるまで
「もういいよ」と言われるまで、オレはつきあうつもりです。
キマイラファンの皆さんも暖かい目で厳しく
期待しておいてください。
精進していきたい。

そんなキマイラの新書版発売記念夢枕獏サイン会が
来週の17日にあります。

『キマイラ』 第1巻、第2巻刊行記念
夢枕獏さんサイン会
■日時 6月17日(火) 18:30〜19:30
■会場 紀伊國屋書店渋谷店
■参加方法 ◎6月6日(金)10時より、
紀伊國屋書店渋谷店にて『キマイラ』第1巻、第2巻(朝日新聞出版、税込各1,155円)
いずれかをお買い上げの先着100名様に整理券を配布いたします
(お電話でのお申込みもお受けいたします)。
■お問合せ 03-3463-3241(10:00〜20:00)
◎イベントの期間・内容については急な変更等ある場合がございます。
詳細は各店にお問い合わせください。
◎定員になり次第、整理券の配布を終了させていただきます。
尚、当サイトでの整理券配布終了のご案内は遅れる場合があります。
整理券の残数については各店にお問合せください。

なりゆきで急遽オレも獏さんの横でサインしますけど
主役は獏さんです。
オレの本じゃないのにサインするのもアレですけど
夢枕獏ファンはぜひぜひ。

2008年6月7日土曜日

いってらっしゃい大元帥

小学3年生の時に、オヤジの仕事仲間のスナバのおにいちゃんが
なにやらクルマのレースだったかな、そのようなものに
連れていってくれまして。
レースそのものは大して覚えてないんだけど、客席が鉄板だった
記憶がありますな。あと音がうるさかった。
その帰りになぜか本屋に連れていってもらって
好きな本を買っていいよ、と言われた時に手に取ったのが
ハヤカワSF文庫キャプテン・フューチャーシリーズの
「脅威!不死密売団!」でして。
いわゆるスペースオペラの古典であります。
NHKでアニメになったこともある。

その一冊を皮切りに、キャプテン・フューチャーの他の巻も
読みふけった。小学校の図書館にもあったので
それも全部借りた。
たわいもない荒唐無稽な宇宙活劇なんだけど、全編を貫く
センスオブワンダーがずばり、ガキ時代のオレの心を捕まえて
そこから他のSFに入っていってオレを形作るパーツの一部を
確実に構成しているのであります。
たぶん同じような道をたどった同世代はいっぱいいるはず。

翻訳していたのは野田昌宏さんという人で
これはもうSFな人なら知らない人はいない存在。
残念ながらお会いすることはなかったんですけども
キャプテン・フューチャー以上にオレに大影響を及ぼした
フランスのマンガ家メビウスをオレに教えてくれた人でもある。
もちろん直接にじゃなく、SFマガジンの野田さんの
連載を通してだ。

その時の記事はフランスのマンガがすごいよ、という内容で
その中でメビウスを紹介していた。
切手くらいのサイズでメビウスの絵が
そこに引用されており、オレはその小さな絵にショックを
受けました。
うお、すげえ、こんな線は今まで見たことない!
15歳で受けたその衝撃は計り知れず、貯金はたいて
そのままそこで紹介していたヘビーメタルという雑誌を
アメリカからバックナンバーを取り寄せ定期購読申し込み
メビウスみたいな絵ばっかり描きまくった。

こんなおっさんになった今でも
キャプテン・フューチャーを最初に読んだ時の興奮と
メビウスの絵を初めて見た時のめまいを鮮烈に
覚えているのです。

そんな2大ショックをオレに与えてくださった
野田昌宏さんが亡くなった。

野田宇宙大元帥、ありがとうございました。
あなた抜きでのオレの人生はかなり
違うモノになっていたことでしょう。
今頃は窮屈なカラダを捨ててキャプテンと共に
ウル・クォルンを追いかけて火星あたりに
飛んでるんじゃないかと思うなァ。

そしてさらなる深い宇宙の果てへ。
いってらっしゃい。

2008年6月3日火曜日

韓国



韓国はソウルで毎年行われるアニメのイベントSICAFに
ゲストで呼ばれちゃったので行ってきたわけですが
疲れからかなんだかわかんないけども行きの当日朝から
体調がグッと悪くて結局韓国にいる2泊3日中不調。
口にしたのはスニッカーズ一個と韓国の汁麺一杯だけと
いう世にも哀しい顛末でしたよ。
イベントそのものは愉しんだ。
展示もキレイだったしトークイベントも人が来てくれて
サイン会も盛況、米国イラストレーター、goodbrush.com
Craig mullinsさんとの対談も満員でテレビ雑誌の取材で
盛りだくさんで感謝だったが、
もろもろ終わったら夕方6時にはホテルに戻って
ベッドの中でぐったりしてましたよ。
もー残念だった。
そして帰りの飛行機で元気になったが遅すぎるだろう。
オレのカラダ。

行きの飛行機では韓国ひとり釣り旅に発つ獏さんと
一緒になって、時間まで羽田でコーヒー飲みつつ
格闘技の話をしていたよ。
獏さんの生涯執筆スケジュール(手描き)を見せて
もらったりしつつ、いろいろ。

これは韓国の展示場で流してたラクガキ動画。

2008年5月12日月曜日



DREAM3をPPVで生観戦しまして
堪能しました。
メイン2試合、最高でした。
エディ・アルバレスとヨアキム・ハンセン、すばらしかった。
際際で神経がピリピリしている試合は
まさに現時点での総合の戦いそのものだった。
クリーンヒットされても立ち上がるハンセンの姿に
ぞくぞくした。
やっぱり髪の毛はないほうがいいな、と思った。

こんな試合をセミで見せられたらメインはどーするのか。
荷が重かろう、と思ったらこれまたいい試合だった。
宇野君ちゃんと進化してる。
そこが凄い。
長年総合格闘技を観てきて、切れ目のない戦いをする選手が
勝っていく姿を多く見てきたわけですが
現在格闘界の趨勢はアメリカにあり、
お金も渦巻いている事も手伝って
以前は好きでやってるんだぜ的な選手が多かった
アメリカにおいて、今ではトップアスリート的な
思考をもって総合に臨む格闘家が増えた結果
まさに「切れ目のない戦い」がバージョンアップされた状態で
物凄い勢いで進化してる。
切れ目のない戦い、が特別なものではなく
デフォルトになってる。

たとえば様子見するラウンド、とかが極端に減っている。
以前だとお見合い状態的な時間が
そこに流れたりしがちだったわけだけど
今のアメリカの選手のトップどころの戦いを観ていると
攻めと様子見を分けてない。
いつでも倒せる攻撃を繰り出しながらお互いが
様子を同時にうかがうのだった。
スキルとフィジカルと練習で
戦いのスキマをちいさくちいさく埋めていってる。
それは最終的に穴がなくなるということで。

とりあえず次のラウンドから攻める、とか考えてると
置いて行かれるのが今の総合格闘技だと思った。
すごいシビア。
ファイトマネーも高騰しているが、その分シビアだよ、
という事ですなー。

日本の格闘技の興行は数年前までまちがいなく
世界最先端だったけど今は違ってて
そのあたりの意識が選手にどれだけ浸透しているのか、
よくわからないけど
アルバレスとハンセンの試合を観て
心が動かない選手はいないと思いたい。
そしてとやかく言われがちなポジションにいるけど
宇野君はちゃんとそれだけの事を観て実行して
そこに立っている。

2008年4月24日木曜日

HOTFUZZ!



あの全国6000万人(推定)のロメロゾンビ原理主義者をも
うならせのんびりと熱狂させた「ショーンオブザデッド」の
監督の続編がやっとこさ本邦にて公開決定の報によろこぶオレ。
ネットで盛り上がって公開にこぎ着けたとゆーことで
まずはめでたい。おめでとうございます。

2008年4月17日木曜日

ばかされたい



庭にタヌキがでまして。
なんか気配が、とおもって仕事場の窓をあけて懐中電灯で
照らしてみたらポカーンとタヌキがおりました。
すぐ逃げない。
しばらくこっちをまぶしそうに見た後
のそりと暗闇に消えていった、かとおもったんですが
しばらく見てたらまた現れて隣の大家さんちの芝生の上で
虫を追いかけたりして遊んでいる。
「キャウ」といきなり啼いた、とおもったら
向こうの暗がりにもう一匹いた!
タヌキの大冒険。
どうやら近所の地主さんの持ってる林で生息してる模様。

翌日の夜、ふとまた気配を感じて
今度は外にでてみたら足下をネコが走り去っていくので
なーんだネコか、と思ったら
ネコが走ってきた方向からタヌキが。
のそりのそりと毛を揺らしながら現れてオレに気づき
いきなり立ち上がりました。
かわいかった。

2008年4月7日月曜日

地球の長い午後



中学生の時に読んでそれ以来ココロのどこかに
アミガサダケが棲み着いて幾年月。
もう内容も断片もほとんど忘れているのに
ブライアン・オールディスの「地球の長い午後」という
書名だけはいつも忘れないでおりまして
角田純男さんのイラストも好きだったわけでして。
いつのまにか手元から失くなっていたこの本を
買い直してみた。
まだ読んでないけど。

なにがそんなにココロに残ったんだろうか。
植物に覆われた地球、のイメージがなぜかこびりついて
離れないのであります。
しかしいまぱらぱらとめくってみても全然おぼえてないなー。
主人公の名前すら覚えてないのだが、主人公に意識を持つ菌類
アミガサダケが寄生する事だけは覚えてる。
ここは鮮烈。
近いうちに一段落したら読みふけってみる。
中学生の時みたく。

あとコレ買った。えーっと本が見あたらないな。
200年近く前にロンドンで流行ったコレラ。
それはどうして猛威をふるったのか、そして対策は!?
てな翻訳物のノンフィクション。
不謹慎ながらわくわくする読み物になっております。
まだ20Pくらいしか読んでないけど。
とにかく「香水」のパリの汚さの描写も凄かったが
この本の当時のロンドンの不衛生ぶりの描き方も
相当凄い。
てゆーか臭う。

2008年3月31日月曜日

wiki直してみた。



wikiのオレの項目、じぶんで訂正してきた。たはははは。
めんどくさいなーもう。

2008年3月28日金曜日

チベットの夢



椅子でうたたねしてたらチベットみたいなとこをウロウロする
時事ネタっぽい夢を見たりした。
夢の中のチベット(っぽいとこ)は
ぼんやりしたのどかな呑気なカンジでよかった。
現実も呑気に過ごせる国だといいのになあ。
行ったことないけど。

俳優のリチャード・ギアは以前からチベット問題を
声高に持ち上げてきたヒトですが、某日本クルマ会社の
CM契約を破棄されたとかなんとか日刊ゲンダイに
書いてたそうで、ほんとならいろんな意味で
かっちょわるい話ですな日産。

ところで寺田克也とゆー項目がwikiにあるわけですが
ものすごい説明になっててコーヒーをこぼした。
以下引用
「 家族構成は母と父と姉。父は水墨画家。
母方の祖父母も父方の祖父母も美術関係の 職人。
さらにその祖先も美術関係の職人。
父の職業の影響もあり、
彼の絵には水墨画の技術が使用されいている。」
引用終わり(改行はオレ)

ぶぶぶ!!!!!
そうだったのか、家族構成も始めて知ったが
父親の職業を初めて知りました。祖父母などが美術関係だったのも
初めて知りましたよ。
水墨画の技術が使用されてるのとかも。
wikiって凄いな。
今後も新事実を教えてくれるのでしょうか。
期待で胸が高鳴ってやみません。
まことに親切な人がネットにはいるものだなあ。

2008年3月21日金曜日

木枯し28号



えらく寒い風がここ数日吹いております。寒い。
春だ春だと書いてきてなんかまた寒いですよ。
昨日はロフトプラスワンでかっこいい機械ナイト(昼なのに)
のゲストでなんにもしないで帰ってきましたが
会場は盛況だったよーな気がします。
ご来場の方はありがとうござります。
主役は「Core Memory-ヴィンテージコンピュータの美」
の著者ふたりでございます。
あ!今日は新宿のジュンク堂書店でトークショー
あるので時間あるひとはいくといい。

あとはチベットのことだったりネグリの来日不能だったり
腑に落ちない事はあいもかわらず世間に満ちあふれておりますが
とりあえず元気。

2008年3月17日月曜日

どんどんはる。



あったかかった。

20代の頃、しりあいのうまいもの食い尽くし型編集さんに
阿佐ヶ谷でうまい店は?と訊ねたら即座にかえってきた返事が
台湾料理の「のっぺ」だったんであります。
いこういこう、と野郎3人で赴きました。
無愛想な顔のご主人がつくる料理はまったくもって旨くてですね。
散々喰ったあげくにシメだ、と叫びつつチャーハン3つ!と言いました。
ご主人黙って中華鍋を振っておりますがえーっと、あれ?
その量は、、、といぶかしがる男たちの前に
ひと皿2,5人前くらいの量のチャーハンが3皿並んだのだった。
ひとこと言ってくれればいいものを、ご主人はにやりともせずに
出してきたものだからこっちも負けるわけにはいかないので
黙々と3皿とも平らげ「お勘定」と絞り出すように発声して
よろよろと店を後にしたのでした。
アホみたいに喰ったあとでも山盛り喰えるほどのチャーハンの
旨さの証明でもあったわけで。

数年後常連もどきになってからその時のハナシをご主人にしたら
「だってどのくらいの量かって聞かなかったでしょ」と
ぬけぬけと言い放ったものです。
そりゃそうだけども。

そんな「のっぺ」が去年で閉店したと聞きがつんとショック。
しばらく行ってなかったんでした。
ほんとにごちそうさまでした。

2008年3月12日水曜日

はる。



ひたひたと春のあしおとが天井裏からちかづいてくるのであった。
天井裏?
いまのは春じゃなくて猫だった模様。

なんかともだちからお祝いなハナシが聞こえてきたりして
これまた春だなあ。
さいきんは前にまして机の前から離れられないので
なーんのニュースもございません。
労働の春。

2008年3月5日水曜日

もうはる



シゴトシゴト。

下の告知で場所書くのわすれてました!うへへ、すんまそん。
新宿のロフトプラスワンです。
昼の部。

かっこいい機械



えーっと告知告知。
新宿ロフトプラスワンにて!

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「かっこいい機械ナイトvol.2〜回路〜Core Memory —ヴィンテージコンピュータの美〜」
好評を博した「かっこいい機械ナイト」早々に第二回を開催! 先頃オライリー・ジャパンより発売された『〜Core Memory—ヴィンテージコンピュータの美〜』を特集します。アメリカより著者のJohn Aldermanさん 写真家のMark Richardsさんも来訪。翻訳された 鴨澤 眞夫 さんが通訳としても登場。ヴィンテージコンピューター好き、機械好きの真昼のトーク!

【出演】寺田克也(イラストレーター)、船田戦闘機(メディア技術者)、伊藤ガビン
【Guest】John Alderman(著者)、Mark Richards(写真家) 、鴨澤 眞夫(翻訳家)

Open13:00/Start14:00-16:30頃まで

¥1200(飲食別)
前売はローソンチケットにて3/7〜発売(Lコード:33077)
ロフトプラスワン店頭でも3/7〜発売

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これがほんとにカッチョイイんですけども
オレはコンピューターの事はぜんぜんぜんぜんしらないわからない
ので!壇上の片隅でただひたすら写真のかっこよさに
相づちを打つだけの役目です。
なんにもしません!

本はコレ。
カッコイイ!もうカバーからカッコイイし。

2008年3月2日日曜日

rakugakin'



BCCKSがついにスタートしまして。
WEBで読む本やら日記を誰でも作れますよ!
「本」な形式で。
BLOGとかmixiのカタチにちょっと飽きてるヒトは
おもしろがれるんじゃないでしょーか。
と、思った。

とりあえずオープン記念にオレもらくがきにっきを。

2008年2月24日日曜日

ソヴィー



祖父江さんの情熱大陸を観た!
うーん、最高です。
うにょにょんのあたりが特に最高。
いろんなヒトに勇気を与えたと思いました。
祖父江さんには「ラクガキング」の装丁をしていただけて
あれは最高にしあわせな出来事のひとつでした。
うれしかったなー。
打ち合わせも愉しかったです。
イイかワルイかの判断がめちゃめちゃ速くて。
いい意味での「イイ加減さ」が真骨頂だなあと感じました。
ノンブル(ページ数表示の数字の事)を1000ページ手描きしますよ!
と言ったら手を叩いてすごい喜んでくれたのですが
うまく乗せられた、といえばその通り。
300ページくらいからなんで数字を描いてるのかが
わからなくなっておもしろかった。

2008年2月21日木曜日

篦棒な人々



「篦棒な人々」はおもしろかったなあ。
自分の日常がほぼ机の前で完結してて
平穏のうちに時間が流れ行くものですから
うねりにうねった人生を渡って来られたヒトの半生が
たまらぬほど魅力的に見えますね。

インタビュー本ミニブームが来たので
まだ買ってなかった吉田豪本ももろもろアマゾン買いする。
吉田豪本もおもしろいなあ。

そしてインタビューというモノは
事前の情報固めがほんとに重要だなあ、としみじみと思うのであった。

2008年2月10日日曜日

ファイタンドロー!

2回目が出ました。WEBで読むWEB書籍。

「Fight&Draw」 

2008年2月7日木曜日

着せ替え


着せ替えが好きだと気がついた。最近です。
いま使ってる携帯はドコモのP902iだったっけか
表のパネルを着せ替えできるのであります。
一時期いろいろパネル自作したり買ったりしました。
いまは落ち着いてシチズンとモノマガジンが
共同製作したパネルを常用中。
黒いパネルの真ん中にアナログの時計がついておりまして
これがいい雰囲気なのであります。
いわゆる携帯の小窓はつぶれるんだが
あれは時間しかみないし、必要ないのでもともとオフにしてたので
パネルで隠れてもぜんぜん問題ないのであった。

902自体は何世代も前の携帯なのだが
とりたてて不便はない。
お財布ケータイも着メロもワンセグもどーたらも
携帯に必要なしなのでオーライなのである。

その他着せ替えの小物というと
えーっと、あ、他にない!
着せ替えが好きだ、というわりにはなかった。
と思ったら着せ替えのチープなトイカメラがあったので
購入した。
前面が透明なパネルであり、カメラ本体とそのパネルの
間に着せ替え可能な絵なり写真なりを挟むだけという
簡単なものだ。

だが簡単とはいえ、自作しようとすると
意外と切り抜きが面倒なのであった。
微妙なカーブをえがいていたり、レンズ穴をくりぬいたり
不器用なヒトは面倒であろう。
これは面倒だなあ、とつぶやきながら切り抜いていたら
「そーゆーのが好きなひとは器用なんじゃないの?」と
天の声がした。
そうかも知れぬ、とひとりごちながら切り抜いた絵を
着せ替えパネルに挟んでみた。
ちょうどシゴトでやった文庫本の色校が届いていて
これはもうチェック済みなので用無しというわけで
切り抜いて着せ替えてやった。
なのでオレの着せ替えカメラの全面には
自分で描いた凶悪なおっさんの顔と
「虎よ、虎よ!」という白抜きのゴシック文字が
踊っているのであります。

2008年1月31日木曜日

ザンジバル



長尾 迪はナガオススムと読みます。
プロカメラマンであります。
長尾さんは格闘技の興行でその姿をよく見ることができます。
試合が盛り上がってくるとバンダナをおもむろに巻いて
格闘家たちを撮ります。
一生懸命じゃない試合に出会うとカメラを置いて
リングの下で怒ってたりします。
熱い人です。
焼肉も好きですが尿酸値も高そうです。
あと奥さんと娘さんとワインを愛している。
料理にうるさい男、それが長尾さんです。



かつて長尾さんはながらく放浪の旅に出ていたそうです。
カメラかついでアフリカをあっち行ったりこっち行ったり。
今も時間を見つけてはアフリカに行く。
そしてシャッターを切る。
長尾さんのレンズの前でアフリカの人たちが笑う。
きっと長尾さんもその時ファインダー越しに満面の笑みを
浮かべている。
取り終わるときっと笑顔のままサムアップしてるはず。



アフリカは問題が山積みどころじゃない状況の国が多くて
もちろん笑顔だけで生きていける土地ではないんだろうと思いますよ。
それでもどんな場所でも生活があって
そこで暮らしていく生きていく限りは
笑顔なしではいられないわけでして。
希望はいつも笑顔の向こうにあるわけで。
長尾さんはそんな希望をちらりと印画紙に焼き付けて
オレに見せてくれてるんだろうと思ったりしたのです。

そんなわけで是非長尾さんの写真集「ザンジバル」。
買い求めてください。
んでもって笑顔でページを繰って欲しいもんです。
アマゾンで買える、と思ったら今品切れじゃん!!!!!!

ここ長尾さんのブログ。
本についての情報もありますので、なんとか欲しいな、と思ったら
手に入れてみてください。
お近くの本屋さんに昔ながらのお取り寄せしてもらうのも
たまにはいいかもであります。



このページの写真はすべて長尾さんの「ザンジバル」から。
著作権は長尾さんにあり、無断での使用を禁じますよ。よろしく。

2008年1月21日月曜日

遙かなるシンメトリーの世界



あいかわらずのシンメトリー写真。
線対称に神がやどります。
あたらしいギャラリー作ってみました。

2008年1月13日日曜日

かけれどもかけれども



そんな言葉はないんだけども。
描いても描いても仕事がおわらない、と。

映画の「しゃべれどもしゃべれども」をこないだ観たら
存外におもしろかったです。
でも最後のシーンは唐突かなー、と思った。
前知識なしで見終わってクレジットみてたら
監督は平山監督だったんですな。
平山監督とは「学校の怪談」のシゴトでお会いした事があります。
作風どおり、自然体な方だったと記憶する。
「ザ・中学教師」とか好きです。
「愛を乞うひと」も好きだ。
あ、「学校の怪談」だけかと思ったらそういえば
「魔界転生」のポスターもやったんだったでしたです。
そうだったそうだった。

2008年1月2日水曜日

ドントフォゲットイエスタデー




わー!今年がきたー!
そんなわけでさりげなく今年はがんばります。
去年はいったいナニをしていたのか。
大猿王の2巻も出せず、画集も出せずじまい。
かきおろしの2冊も進まず、でなんにもやってない
感にさいなまれております。
今年こそは地味に一歩一歩宿題を片付けます!
ええ。
手始めに大掃除してみました。
仕事場はぜんぜん手つかずだけど、住居部分を
ひさしぶりに本気で掃除してみた。
部屋が片づくとココロがちょっと落ち着きますな。
普段イライラすると水洗いしますが
アレもいっしょで、掃除はココロの安定に役に立つのであった。
いずれにしても「カタヅケ」が今年のテーマだ。
片付けます。

んで片付けてたら出てきたのが写真のLPジャケット。
PANTAさんの「Don't forget yesterday」
なつかしいどころか、これは忘れられないシゴトで
なぜならばまだギリギリで学生だった時の初のメジャーな
シゴトだったからであります。
なつかしいなー。
デザインは先輩の板倉さんという人なんである。
板倉さん元気?
オレは元気です。