2009年12月28日月曜日

油画描画シミュレータ



伊藤ガビン経由で藤幡さんに紹介していただいて
芸大で作ってる油絵のシミュレータに先日触る機会を得た。
これがすげえんですよ!
パンフから引用するとですね「絵具、筆、キャンバス間の相関関係を
アルゴリズムによってモデル化し、コンピューター上でリアルタイムに
油画描画を実現するペイント・ソフト」なんですよ!
上に貼ってる絵はコレで描いたラクガキの一部なんですけどね
自分でもこれはアナログじゃねえの、と思わざるをえない
質感だー。すごーいわー。
細かくはココを読んでいただくとして、来年コレの展示がございまして。
そこに上のラクガキを展示してますよ。
絵自体はどーでもよくて、とにかくこのソフトがオモロいので
お近くの方は観に行ってくださいまし。

同じデジタル描画ソフトのPainterとかとどーちがうの?と
お思いでしょうが、描いてるとぜんぜん違うのです。
Painterは疑似的にアナログ絵具をシミュレートしてるので
たとえば画面上で混ぜた絵具は予測された混ざり方とか色なんですよね。
あくまでも2次元上で色を指定しているカンジ。
一筆で奥行きを感じさせるタッチは構成しずらいのですが
この油画描画シミュレータは、その一筆の中での
顔料の混ざり方からキャンバスへの定着を全部リアルタイムで
計算している、いわば限りなく平面にちかい3D画なので
予測できない計算結果を元に、一筆が構成されて
それがもうリアルさを醸し出すわけだと思います。

感覚としては、画面に映ってる絵が、どこか違う部屋に
置いてある実際のキャンバスで、そこに遠隔操作のアームを
使って絵を描いてるリアルさ、ですかねー。
とにかくオモロい。
そして使いづらいw
使いづらいところがまたオモロい!

2009年12月1日火曜日

いろんなことを考えつつシゴトちゅう。

昨日、近所にすむ知り合いから電話あり。
古いしりあいの消息をきいてしまう。
人生はままならないな。
まじめな顔してても、ふざけた顔してても、
すごい才能があろうとなかろうと
思い掛けない結末をとつぜん迎えてしまったりするのだ。
伝聞だから真偽のほどがわからない。
誤報であればいいなあ、と思う。

それでも周りの人生は続いていくのであり
日々仕事のコトを考えて生きていける幸せを改めて
あじわいつつ、今日も電話口であやまりながら
机の前におります。
元気です元気です。

あ、あと韮沢の個展にかけこみで行ってきた。
元気だった。
展示もおもしろかったよ。
オレもがんばろうっと。

2009年11月27日金曜日

さらに営業。



これはオレの本じゃないわけですけど「よなよなペンギン」関連の本でして。
インタビューされて、各キャラにコメント寄せてます。
裏方シゴトの様子とかがお好きなヒトにはぜひぜひ。ぜひぜひ。

2009年11月26日木曜日

営業。営業。


眠い目をこすりつつシゴトの合間に営業させていただきますよ。
12月の15日〜20日あたりに配本される予定で、
新刊がでますです。
あ、もうアマゾンにものってますね!


クリスマス公開の動く絵本ムービーとも呼べる、りんたろう監督の
「よなよなペンギン」のキャラクターデザインを
担当した関係で描けましたよ。
絵本風マンガというか、マンガ風絵本というか、まーそんな本です。
中身は「よなよな」のスピンオフっつーか、主人公のココだけがでてくる
サイドスケッチみたいなものですね。
コドモ向けのかわいい本になっておりますが、いい年のオトナのひとも
ひとつよろしくお願いします。
クリスマスプレゼントにもひとつ。。。。。
お年玉にもひとつ。。。。。

2009年11月25日水曜日

twitter

@katsuya_tereda

2009年11月1日日曜日

Bad Monkeys



ごぶさたー。
はひー。
「バッド・モンキーズ」てな小説のカバー絵やりましたよ。
絶賛発売中。
変なノリの怪しくもおもしろ読み物でした。
カバー割とうまくB級感よくしあがった。

あとはあいかわらずライダーWの怪人をデザインしつつ
カードゲームのイラスト描きつつ
獏さんの本のカバー描きつつ
ウルジャンにひさびさに「大猿王」の読み切り描いたり
「ユリイカ」の伊藤若沖特集にコメント書いたり
昔でた本と昔の原稿をちょいとまとめた本の作業したり
来年イタリアでやる日本のアートやらマンガの
ショー用の原稿用意したり
さらに来年の5月にポートランドでやる予定の
個展の準備しないといけなかったり
次のアレの準備したり
「大猿王」の2巻のカバーを描いたり
アメリカで出る予定のアレを描いたり
「東京空腹画」で腹すかせたり
CDジャケットたのまれたり
あの人のカバー絵をたのまれたり
年末公開のキャラデザインした「よなよなペンギン」関連の
取材やアレの用意したり
ともだちの結婚式にでたり
フランスから仕事きたり
ハヤカワのSFのカバー描いたり
ギックリ腰やったり
ギックリ腰治ったり
高反発のマット買ったり
ブルーレイの映画ついつい買ったり
kindle買ったり。

2009年10月3日土曜日

BAMBOO pen&touch

新しいワコムのバンブー買った!
ペンのほかに、タッチパッドとして指が使える!
ダブルポイントで感知するので
ジェスチャーで拡大縮小、PhotoshopCS4なら回転が
使えてすてき!
そしてPainter11だとまだ対応してないので
早急にお願いしますよ!お願いします!

そしてワコムはintuosにもタッチパッド機能を
標準装備していただきたいです。
とりあえずintuos4,5で!!!!

しめきりまみれです!

2009年9月16日水曜日

W

秋だなあ。
すっかり秋。
実家から梨送ってくると、秋だなあと思うわけですよ。シャリシャリ。

今月から仮面ライダーのあたらしいのが始まったなあ。
仮面ライダーW。
オレが怪人のデザインを担当させていただいております。
「W」よろしく。

ずーっとライダーシリーズちゃんと観てなかったんだけど
さすがに「W」は観るか、と思ってたらいきなり第一回目を見逃すオレ。
でも2回目から観た観た。

やっぱり刷り込みとして、初代ライダー世代のオレには
フィルムの質感じゃないと、どうにも薄っぺらく見えてしかたのない
ビデオで撮られたテレビドラマ。
時代劇とか違和感ありすぎてつらいのです。
昔の16mmのざらざらしたカンジが好きなんだなあ。
単なるノスタルジーってより、質感が好みってことでもある。

そんなもんでビデオの絵でライダーを観るのは
おそるおそるなんですけど、意外と気にならなかった「W」。
まあさすがに慣れたのかも知れないなあ。
あとおもしろかったからもあるか。
普通にたのしんで最後まで観た。
毎週観ることにします。

「W」で造形やってる蟻川さんとは実は20年以上前に知り合った。
雨宮慶太初長編映画監督作『未来忍者」で蟻川さんとごいっしょしたのだった。
ひゃー、もう22年も前か!

こないだやった「ヤッターマン」でひさしぶりに仕事を共にしまして
今回「W」でがっつりやらせてもらってます。
蟻川さんとこの会社の技術には、もー全幅の信頼を置いているので
デザインしてるオレ自身が、仕上がってくる怪人に
わくわくしている状態です。
たのしいたのしい。

というかスタッフの皆さんにはいろいろご迷惑おかけしまくりで、えーっと
がんばりますのでみなさんも「W」よろしく。

2009年8月25日火曜日

ボルト



ボルトやらなんやらすばらしかった世界陸上なわけですが
思ったのはああいう中継にCMとか演出とかが
ほんとにいらないなあという事ですよ。
もちろんおだゆうじもいらない。
あと格闘技の番組の時もTBSはそうだけど、
アホみたいに同じ映像をくりかえしすぎ。
そんなんくりかえすヒマがあったら他の競技映せよ。
んでなんとかのひとつおぼえみたく「●●には負けられないワケがある!」
ってそんなん負けてイイ選手がいない時点でおかしいんだから
さもいいフレーズ!的な連呼もいらない。
ことごとく観てる人の生理を逆撫でするTBS手法は
もしかしたら
「スポーツはテレビで観てはいけませんよ。現場に脚をはこびなさい」
という自らを犠牲にしたテーゼの具現化なのかもしれぬ。

んなわけない。

2009年8月22日土曜日

あー



いつのまにか朝と夜が秋っぽいですな。

2009年8月2日日曜日

コラライン!コラライン!

「ナイトメアビフォアクリスマス」の監督ヘンリー・セリックの
「Coraline」がステキすぎる!!!!!

アメリカではとっくに公開済み、かつDVDも発売しておーる!
ブルーレイでも発売中!!!!なのでアマゾン本国ドットコムで
買った買った買った。
んで観た観た観た!

イメージの奔流が眼に心地よすぎる!!
主役のコララインがかわいすぎる!!!!
すばらしかった!
スタッフにこれは拍手モノでしょう!

なんといってもコンセプチャルアートを担当してるのが
我らが奇才、上杉忠弘。
上杉くんはニホンよりアメリカやフランスで有名な
イラストレーターなのであり、希有な才能の男であります。
「Coraline」でもスバラシイ、イイ仕事してる!
いくばくかの嫉妬と多大な尊敬を込めて映画を見終わったのであります。

しかしアニメ大国とか言ってるわりに、ニホンでは
公開未定のコラライン。
どーなっておるのか。
配給会社は一晩反省したら、お金握りしめて明日買い付けに行くといいよ!

2009年8月1日土曜日

ヒマつぶし

ヒマでヒマでしょうがないので
こんなん始めました。

http://dailyvitamins.jp/

ウソ、ヒマなしなのに、ヒマな人ムケに
ヒマなフリしてはじめました、って
ひらかなとカタカナばかりでアタマわるそうな
テキストになったなー。
あーヒマだヒマだ。

2009年5月27日水曜日

ニホン画



こんなんやります。

卒業してからもう25年!四半世紀!
ぶはー、飲んでもないビールを鼻から噴き出しそうになった。
いつのまに!という時間が光のように流れるのだ。
後悔とかしてる暇もなし。

卒業した阿佐ヶ谷美術専門学校のOBイラストレーターが
中心になって2年に1度テーマを決めて展示会を
やっているのであるが、気がついたらもう10年以上か。
近所に用事でいらっしゃったりしたら
お立ち寄りください。

今回はニホン画ってテーマになった。
オレは白掛け軸にマジックでラクガキしまくって展示する予定。

第3回 ACV企画展「ニホン画」

【出品者】
あべゆきこ|オカヤストシヤ|小沢信一|小田佑二|川鍋直子|神林ゆう
|小山ゆうこ|後藤範行|シギハラ・サトシ|下谷京門|関谷学(GAKU)
|寺田克也|西山カルロスさとし|西山マリ|野良壱|ハセガワユミ
|浜野史子|浜村圭一|平島タクミ|ヒラマツオ|三浦泰治|三好奈都子
向井田りゅう|山田善則

【会場】
アートスペース・リビーナ
東京都港区北青山3-5-25表参道ビル4F TEL 03-34012242(事務所)、03-3401-5842(会場直通)
地下鉄「表参道」A3出口を出てすぐ
http://www.ryabina.com/

【会期】
2009年6月1日(月)〜6月7日(日)
6月1日(月)16:00〜19:00
6月2日(火)〜6月6日(土)11:00〜19:00
6月7日(日)11:00〜17:30

【交通】
東京メトロ銀座線・千代田線 表参道駅 A3出口 徒歩1分

2009年5月23日土曜日

モロモロオセオセ



朝起きてカラダにかかってる布団をめくろうとして左手首ひねった。
あたたた。

まーたいした事はないものの、イキなりカラダを動かすと
スジに違和感の出る年頃、日々のストレッチは欠かさずに行きたいものです。
ヨガでも行くか。。。
最近やらないんだが一時期寝てる間に足首を
手も触れずに極めるくらいの角度にひねる癖がついてて
痛かった。
ぼんやり夢の中みたいな半睡半醒の状態で
「イテテテテテテテテ、足首極まってる!誰だ!?」
と痛くて起きるくらい、足首をひねってるのであった。
なんだったのか。

あっ、そういえばその足首は右脚で、
20年くらい前に河原で大きくひねって捻挫し
外側の靱帯がややゆるんでる方だった!
今思い出した。
なんか関係があるんじゃろか。

さてシゴトだらけ。
ありがたい事ですありがたい事ですこのご時世に。
しかしひとりでは手に余る量に
立ち竦みかける毎日ですよ。
すこしづつかたづけていくしかないわけで
積年の宿題も今年は片付けるつもりだし
新しい事もするし、環境もいろいろ変わっていくし
来年再来年に向けていろんな準備もしないといけないし
その前に部屋かたづけたい、、、、

先日メビウスに10年ぶりくらいに
お会いできました。
うれしかった。
マイスーパーアイドル。
71歳でなおお元気そうでした。
明治大学のシンポジウムは行けてよかったなあ。
いい内容だったと思います。
詳細はまた書きたい。

2009年5月17日日曜日

30年前の夜




田舎の高校2年生のSF少年だったオレですが
とりたててSF仲間がいるわけじゃなく、とゆーか欲してもおらず
昔からひとりでごちょごちょ遊ぶ性質なので群に属する事を
あんまり選ばないのですけども、それでも同じモノを好きな人と
話をする事は楽しい。
そんな夜を30年前に初めて持ちました。

浅草でおこなわれたSF大会に参加した夜、宿泊してたホテルの
廊下でミュージシャンの難波弘之さんと会いました。

会ったつーか、難波さんを囲むファンのはしっこに
膝を抱えて座ってただけなんだけど。

SF大会ってのはインターネットもない昔、ファン同士が
繋がるにはSF雑誌、同人誌を核に開いた商売っけゼロの
コンベンションの事です。今も続いてる。
知らない同士が集まって、唯一のつながりがSF好きってことで
旧知の仲のように知り合いになっていく場でした。
未公開のSF映画とか、SF関係のイラストの原画が展示されたり
一芸を持ってる人がミニイベント開催したり
作家のトークショーありで、一般のSFファンとしては
一度は参加しておきたい集まりでした。

難波さんはミュージシャンとしても有名でしたけど
筋金いりのSF者としてもこっちでは知られた存在なのでした。
手塚治虫がジャケットイラスト描いた「センスオブワンダー」は
難波弘之ファーストアルバムで、曲はすべてSFの名作から
インスパイアされたものでステキアルバムでした。

そんな難波さんはSFの話、古本の話、音楽会の話、と縦横に
ファン達とトークを繰り広げてくれて
田舎でひそやかに生息してた少年には、現実にそんな世界がある、と
いう事を初めて感じさせてくれた時間でした。

そろそろ解散しようか、という時に難波さんは
「うちの古本をちょっと処分したいんで、欲しい人には
 売るよ。連絡先書いておいて」と呼びかけ
オレもこそっと書き込んでおいたのです。

数日後、難波さんからハガキが来た。
手書きの几帳面な文字で売りたい本のリストが書かれていて
最後に「SF大会ではたのしかった!ありがとう!」ってまで
あったので、少年はなんというか、その心配りに感動したのです。

と同時にオレはその頃まで古本に価値がつくと
元の値段より高くなるという事実を知らなかったので
そのリストに書かれていた価格に驚いたのだった。
といっても数千円とかなんだけど、当時のオレには
金がないのでこりゃ買えないや、、、、となりまして。

すぐハガキのお礼を書こうとしたのに、
わざわざ送っていただいたにも関わらず一冊も買わない事が
申し訳なく、へんな自意識も同時に働いて
変な返事は書けないぞ、とか思い込み
返事が書けないまま、はい、30年経ってましたよ。
はっはっはっは。。。。

難波さんの名前を思い出す度、なにかで見かける度に
胸のどこかがチクリとする30年。
それが先月、とり・みきさんから
「5月に難波さんのトークイベントに出る。」との情報を得て
おおおおおおお!ついに!これは!
と思った次第です。
しかも大槻ケンヂも出るという。
あわててチケットを買い、とり・さんに頼みました。
「イベント終わったら難波さんに紹介してもらえまいか」と。
快く引き受けていただきまして、とり・さんには物凄く感謝。

んでこないだ行ってきた。お台場まで。
んでたのしいイベントの後手招きされて控え室に忍び込み
ついに難波さんに30年前のお礼を言えたのであった!!!

ふわ〜〜〜〜〜〜!
ありがとうございました!難波さん!

2009年5月9日土曜日

結束マニアの結束



「結束 雑誌」とグーグルの検索窓に打ち込む。
そしてついに出会った!
ひもくるりんと!!!!!!!

やばい!締まる締まる!!!
どんどん締まる!
いまだに最後結ばなくていいのが不思議でたまらないわけですが
分厚い雑誌の束でもほどけない、、、、

というわけで忙しいのに夜中に
くるくるしめしめと14山ほどの雑誌の束が
できあがった。
溜め込みすぎだと思った。
道理で部屋が狭い。。。

2009年4月24日金曜日

春は全裸のシーズン




全裸が巷で大流行です。
つーかそんなの「ホラホラ早く服きて帰りなさい」で済む事だなー。
家宅捜索ってかなり行き過ぎだし、別の薬物とか出るとラッキーくらいの
ひどいやり口にしか見えないけどなー。
単なる泥酔と薬物でラリってるのを見分けられないほど
素人がおまわりさんをやってるって事か。
それもまた困った話であります。
必要なところで不寛容で、許してはいけないところで寛容な
ニッポンこのごろ。

春の陽気に泥酔した猫。

「この景気の悪さにゃー、眼がつりあがるってもんだよ!なっ!!」

2009年4月23日木曜日

ラ・マシン!



こないだ横浜を通りがかったらクモが歩いてましたよ。

2009年2月22日日曜日

吉田戦車



みんなの好きな吉田戦車のホンだ!
オレもなんか描きました!
ナニ描いたっけ!?

2009年2月16日月曜日

夜の蟲



こんばんわ、元蟲師の寺田です。
うちは古い一軒家だもんですきまがあちこちにあって
外と連続した空間を持つのである。

ふわんふわんと向こうの部屋のあかりに
なにかが飛んでるなあとは思っていたら
こっちのディスプレイの明るさにひかれて羽虫がやってきたので
手元にあったキヤノンのTX1のスーパーマクロにして
蟲写した。
眼が綺麗であるな。
カラダの質感がマットで、黒に鮮やかな黄色がはいってこれまた綺麗。
自然にいる生き物は、どんなに人間が奇抜に思える
カタチをしていてもそのバランスたるや完璧に見えるなあ。
かなわないかなわない。

しかしその後落ち着かず飛んだり回ったりしはじめたので
こちらが落ち着かず、開いてる封筒で捕獲して
玄関から丁重にお帰りいただいたのだった。
また遊びに来るがいいや。

2009年2月6日金曜日

完成したコロン。



そんなわけで五反田にいくとえらいビル建築ラッシュでおどろいた。
たけのこのごとく聳える高層マンションを縫って
川沿いに建つイマジカへたどりつく。
エレベーターで三池さんに遭遇し
さらに元祖ドロンジョ様にご挨拶できました。
全国の女子高生のみなさーン!

とゆーわけで遂に「ヤッターマン」が完成したのであります。
よかったよかった。
手元のシゴトファイルを観ると、最初のスケッチの日付が
2007年の7月とある。
映画はかくも時間のかかるシゴトなのであります。
もちろんモノによるけど。
そして映画は時間がかかったぶんの価値はあると言えよう!

「ヤッターマン」が決まるしばらく前に
実は三池さんとすすめてた映画が一本ありまして。
それはもろもろの都合でペンディングというかなくなったんですけども
そっちも実現していれば「あっ!」というモノになったなあ。
企画復活すればいいですねえ、と
言葉を交わしてイマジカを後にしたのであります。

2009年1月2日金曜日

Dynamite!(格闘技についての長い感想)



PPVを大購入して大晦日のDynamite!を録画しました。
生中継じゃないので、録画した。

録画したので長い入場とか休憩時間を早送り
煽り映像と試合をコンパクトに観た。

思いつくままに感想をあげてみるとですね。
まずバダ・ハリとアリスター。
体格差とかペナルティ云々の前に、前の試合から
1ヶ月もない間隔でのこの試合はまずダメじゃないでしょーか。
しかも前のトーナメントでバダ・ハリはダウンしてるわけで
その影響がないわけない。
殺す気か。

K1甲子園は、解説の魔裟斗も言ってたけど
急がせすぎだろう、と思う。
そこに舞台があれば、登りたいヒトはあがってきてしまうわけで
頭部への打撃がある格闘技を、興行として
10代なかばの選手に戦わせる、というのは
日下部みたいにがんばりすぎる姿勢を観るにつけ
コワイと思わざるを得ない。
それは底辺を育ててる、というよりは
育つ前の花を刈り取ってる風情に近い。
K1甲子園はヘッドギアをつけさせて
ディフェンス重視の試合を、させるべきじゃないのかなあ。
で大人になってカラダができあがったら
K1なりMAXなりで活躍させればいいんじゃないのかなあ。
現状のまま盛り上がっていくとすると
ちょっと不安であります。


佐藤嘉洋は、前も言ったけど
「愛を知る県からやってきました」ってのを
そろそろほんとーにやめたらどうでしょうか!
第一おもんないし。。。
「愛知県から来ました。佐藤嘉洋です」って言えばいいじゃんか。

あと負けた試合後に「ホントは負けてない」って言うのは
もちろん格闘家は絶対負けてへん、というスピリットあっての
職業なのでそう思ってる事自体はぜんぜんオッケーなんですが
それをわざわざ口に出すと、安っぽく見えるよ、というのは
そろそろわかったほういいんじゃないだろか。
黙ったままで溜め込んで、次の試合で勝てばいいのではないか。
このヒトの発言はいつもその言葉のはしばしに
「わかって欲しい」オーラが滲んでいて、それがもったいない。
憎らしい程圧倒的に強い選手になりつつあるんだから
ここらへんの姿勢だけで、もっと人気が出ると思います。
強いのはもうみんな知ってるから。

とか言ってみたが、格闘家に人格までも求めるのは
欲張りなので、我を張った子供っぽさ丸出しもまたヨシ!

坂口残念だった。

中村大介すばらしかった。

セーム・シュルトはパンクラスに上がった頃から
ずーっと観ているのでそれなりに思い入れがございます。
ロープエスケープがあった頃のパンクラスルールで
テイクダウンされて関節とられるんだけど、
あまりの長身にリングのだいたいどの位置からでも
エスケープできてたのが笑えました。
あの頃は線が細くて面長だった顔が
いまは正方形に近いですね。
すばらしい下からの極めだったと思います。

柴田はあの勢いがそのまま正確な攻めに繋がるようになれたら
素敵な選手になるんじゃないでしょうか。
マッハは体格負けする可能性もある試合を
がっちり勝ったっつーことでよかった!

そして武田幸三。
以前relaxという雑誌で取材したことあります。
ラジャのタイトル奪ったあとでしたね。
話した感じは自分のことを含めて客観的に
物事をみているヒトだなあ、というものです。
自分のヤマっ気とか、方向性とかも
ちゃんと見えてる感じがしたです。
好漢だった。
カラダを心配しつつ、ずっと応援してます。

川尻もすばらしかったです。すばらしかった。

武蔵は一時期すごく良くなってきてた感があったわけですが
ここにきて「なにやっとんねん」と思わざるを得ない
状況です。
名前は返上するんでしょうかどうでしょうか。

マヌーフには驚かされた!
いやーびっくらした!

青木には言うことなし。
グッドジョブです。
ヨアキム・ハンセンはカラダが心配。
試合がなくなったのは超残念。
でもカラダ心配。
良くなってまたスゴイ試合を見せてもらいたいです。
ああ、でも試合観たかったな、、、、。

田村とサクラバ。
こーれーはー!
なにを言えばいいのでしょうか。
そして我々はナニを観たのだろうか。
別にUインター観てなかったし、そこに思い入れはないんですけどね。
サクラバも田村も好きなので、今回の煽りに乗っかってみましたが
なんというかここんとこのサクラバの言動はあまりピンとこない。
入場も別に昔からおもしろくはないわけで、以前はそれでも
試合で魅せる事ができていたからこそ、あくまでもおふざけで笑えてたが
今の入場は単なるおふざけというか、自己模倣みたくなってて少々きびしい。
胸が痛いとゆーかなんつーか笑えない。
それでもサクラバは求められている桜庭像を背負って出てくる。
出てこざるをえないとゆーか。
しかしそのピントはすでにずれており、ファンをそれをわかってる。
たぶんサクラバ本人もわかってる。

このままどんどん壊れていくサクラバを見続けるのか、
それともふたたびピントが合って強いサクラバが戻ってくるのか、
それはわからないのだった。

そして個人的には、田村のコメントにカウンターで揚げ足を取る、
サクラバ流で言うならば、
「格闘技は殺し合いですよ」というならばですよ。
もう何度死んでるんだ、というハナシであり、
「死ぬまでやりたい」というならばですね。
総合格闘技のファンとして、リングの上で選手が死ぬのなんか
全然観たくないと言いたいです。