2013年9月19日木曜日

ジャイアントロボット。
















LAのジャイアントロボットってギャラリーがあって
そこでソロショーをやらせてもらいますよ。
それ用の絵を仕事のあいまにシコシコ描いている。
どれもこれも遅れて遅れて終わらない。
全方面で迷惑をおかけしております。
人としてはまったくダメです。
夏休み終わって2週間以上経つのに宿題ひとつも
終わってない感じです。
こどもの頃もおなじでしたから、ひとは変わらないもの
だな、と毎日思い知らされております。
こんな大人になってはいけませんよ。
すみませんすみません。






2013年9月17日火曜日

パンツとふんどし。



















股間が燃えているということです。

京都の展示会にあわせてワコールのLunchといっしょに
ふんどし作りました。
ロットはそんなに多くなかったのでウエブでは完売(乾杯!)
店舗によっては在庫があるのかもしれませんけど
ほぼ売れましたよ。
つまりこの日本のどこかに
オレの絵を股間につけた老若男女が生活してるという
事です。ひゃっほー。

んで上の写真のパンツは3RDWAREってところで
売ってるドラゴンパンツですよ。
燃えてください。





風立ちぬ。

「風立ちぬ」の感想を書いておきたい。
内容については各々の思いもありましょうが
絵についてのみ書く。

最後まで泣かなかったです。
泣かなかったが、オープニングから涙腺が
寸止め状態で、それがエンディングまで続いてた。

画面のなかで、どうどうと流れる宮崎さんのアニメーションの
力にどうしようもなく感じ入ってたのです。

画面の構図がさりげないけどすごい。
二郎が図面に向かいながら椅子を引くアオリの画とか
夢の中で離陸する巨大飛行機の波打つ機体とか
「構図が大きい」んであります。
宮崎さんの画は「おおきい」んであります。

ハウルからはじまった宮崎さんの線の質の変化は
ポニョではじけた感があります。
あの波の線。
うねる波の線をポニョが駆け巡るあの高揚感。
「風立ちぬ」での風の線。

以前はシンプルな線でのリアルを指向してたと思うんですが
ポニョからは「作家性」のようなモノを隠さなくなった気が
します。
端的にわかりやすいのは涙の線でしょうか。
ありえない大きさの涙の粒が、より素直に
感情に寄り添ってる気がしました。

離陸する寸前の飛行機に伝わるトルクが
その機体を一瞬ふくれあがらせる時の描き方も
真骨頂です。
CGでも実写でも表現できないそれこそが
アニメーションのちからです。

線のいっぽんいっぽんが以前より太いのですが
それがうねるようにアニメーションする時の
手触りというか、質感がなんともいえない。
おどろくほど省略を進めた線もある。
それでも豊かなのが宮崎駿の線だと思う。

描かれてきた内容については語る言葉を持ちませんけども
やはりこと絵に関しては、宮崎駿の天才にもちかい域を
存分に感じる事ができました。
至福の時間でした。
ありがとうございました。

あ、庵野さんの声についてだけ。
第一声でいっしゅん感じた違和感は、それこそ
一瞬だけで消え、あとはただの堀越二郎の声でした。
知り合いだからこそ気になるかなーと思ってましたけど
杞憂でした。淡々とすばらしかった。

2013年9月6日金曜日

じりじりと。























やべえ。
もう6日。
うへー。




2013年9月2日月曜日

Tシャツ屋のような。























この夏には吉祥寺で江口寿史さんに誘われてる
30Tという、メイドバイオレなTシャツ展で新作Tシャツを
自分で発注して自分で売りさばき(いや、オープニングの
翌日から岩手>アメリカだったので会期中は1日しか
行けず、打上げも出られなかった)。
ずっとほったらかし的なカンジだったTEE PARTYの
「寺田克也半袖店」で便乗商品のダイオウイカTを
売り出したそばからアレなんですけど、yonpoって
Tシャツブランドに頼まれて、そこでも新作を出すという
なんだかオレはTシャツ屋さんか、とセルフつっこみを
思わず呟く雰囲気ですが。
てゆーか、20歳くらいまでふんいきを、ふいんきと
覚えてて使ってたわけですが、それはいいんですが、
そのyonpoのニューTシャツです。

あ、yonpoは京都での寺田克也ココ10年展で
コミックビームといっしょにココ10Tシャツを
作ってくれたところでもあるのです。
その流れで京都の展覧会に来てくれたyonpoのTさんと
友人のマンガ家達でメシを喰いにいった夜
「なんか描いてくださいようー」とTさんが言う
のでその場でざっくり描いた奴です。
イイカンジのプリントになってます!
いいっすよ。
ぜひぜひ。

ついでにTシャツについての思いを語り尽くそうと思った
んですが、ちょっと長くなるし、仕事があるんでまた今度。








あまちゃん「あの日」編。






















あまちゃんを漏れなく観ております。
「ゲゲゲの女房」はマンガ家が主人公ってことで
激しく共感してしまい見入ってしまった記憶がありますが
フツーに朝ドラを通して観る、なんてことはここ何十年も
なかったのだが、クドカン脚本だの美保純だの古田新太だの
出るって聞いてとりあえず第1話みてみるか、と
PS3のトルネで予約しておいて初日忘れてて
数日後に3話一気観して完全にもっていかれました。
あきちゃんかわいい。
彼女は全国のおっさんの実の娘である。
行く末が心配だ。
とにかくまっすぐに育って欲しい、など
心の声が湧きいずる泉のごとく噴き出てくるのであります。
われながらキモイ。
とか言いつつ若春子の38話、初めてパーマかけて
夏ばっぱに叱られ追いかけられて灯台まで走って逃げた時の
表情がよすぎて思わず描いたりしてた、そんなあまちゃんが
今日の放送で遂に震災の日を描いた。
抑制の効いたいい演出でした。
オープニング前の数分で、あの前後のコト、その後のコト、
実際に行ってみた岩手の光景、出会った人々、いろんなことが
ぶわっと蘇ってきて、まだまだリアルな「あの日」なのだな、と
しみじみ思った。
ドラマの中で何度もでてきたジオラマの使い方も素晴らしかった。
いろんなコトが結果的に意味をもたされて画面の中で
静かに役割を果たしていた。