2015年5月21日木曜日

ZINEの売り上げにつきまして第一次ご報告。




















先日終了したギャラリーハウスマヤにおける個展会場で
販売したZINEにつきまして。
1部1000円以上のドネーションというカタチで限定数販売させていただいたわけですが、想像をうわまわる金額をみなさまの好意でお預かりしました。
すばらしい。うれしいです。ご協力ありがとうございます。
現在2,3の寄付先を絞り込んでます。
主にネパールの山岳部の村に使って頂きたいという気持ちがありまして、そこに確実に届くかたちを取りたいと考えております。絞り込みが終わりましたら、金額と寄付先を、またご報告させて頂きます。
よろしくお願いします。
売り上げにくわえて、オレからも個人的に乗せた金額を寄付しようと考えてます。

本当にありがとうございます。

ちなみに販売したZINEですが、ジンってなんですか?と
問われますとひらたくいうと同人誌です。はっはっは。
コピーでも、プリントアウトでもオフセット印刷でも
好きなカタチで紙なりなんなりに出力したものを
綴じたり綴じなかったりして冊子にしたりしなかったりを
ジンと呼びます。マガジンとかが語源みたいです。

前から作りたいなあと思ってたんですけど、個展の会場に
置けるじゃんと思って、友人で仕事仲間の大岡寬典に相談したら、じゃあやりたいカタチがあるんでまかせろや!ときたので丸投げしました。結果すばらしい白と黒のzineができた。チャリティにしようかと思ってると大岡くんに相談したら、それいいっすね、うちも乗ります!って快諾どころか作業代とかもチャリティでいいです、って言ってくれたのでオレは泣きましたよ!(心の中で)
その話を個展会場のギャラリーの大矢さんにしたら、うちもzineに関してはお金頂かないので全額寄付にまわしましょう!と仰ってくれてオレはまた泣きました(心の中で)

印刷には出したものの綴じるのは全部大岡寬典事務所と、これまた友人のデザイナー宮村ヤスヲが手作業で毎日毎日、忙しいのに作業してくれてギャラリーに届けてくれてました。なので少部数で、手に入らない方も多かったのですがここは一期一会ということで勘弁してください。もう売り切れましたって言われて、残念です!といいながら寄付だけもして頂けた方達も少なからずいて、オレはまた泣きました(心の中ですけど)

またなにかの機会に増刷したり、新しい奴を出したりしていきます。
突発的なラクガキングのミニ版ってかんじになります。
作ってみて思ったのは、やっぱり本好きにとっては紙で綴じた冊子は凄く魅力的だなーってことですね。今はZINEを持ち寄って販売したりするイベントもあちこちであったりするみたいなので、みなさんもちょいと作ってみたりするといいかもであります。

ネパールトークショーのこと。













ネパール地震被害に対してのチャリティトークショーやります。

http://store.montbell.jp/search/shopinfo/indoor/?shop_no=618950

告知の文面を以下に記しておきますよ。
なにとぞよろしくお願いします。

ヒマラヤ・ネパール地震災害支援チャリティーイベント
「神々の山嶺」ヒマラヤ道中記

日程2015年6月9日(火) 19:00~20:30
カテゴリトークショー
夢枕獏氏の小説「神々の山嶺(かみがみのいただき)」の映画化を記念して、スペシャルゲストによるトークショーを開催!
参加費や売上げは、全てネパール大地震援助金として寄付されます。

出 演
林家彦いち(風景と対戦する落語家)
寺田克也(どこでもラクガキング)
太田伊智雄(辺境の蕎麦職人)
夢枕獏(竿とペンの区別がない作家)

演 目
◎林家彦いち独演
「チョモランマも笑った! エベレスト街道しゃべりまくり」
スライドショー
◎太田伊智雄の辺境蕎麦打ちの会
◎寺田克也・夢枕獏・林家彦いち・太田伊智雄によるトーク
※チャリティーオークションも開催予定です
―――――――
<夢枕獏さんより>
「いきさつのこと」
ぼくの小説「神々の山嶺」が、映画化されることになったのです。そこで、今回その撮影現場であるエベレストのすぐ足元、カラパタールまでゆくことにしたのでした。久しぶりのエベレスト、標高5,500mまで。そこでは、平山秀幸監督をはじめ、羽生丈二役の阿部寛さん、深町誠役の岡田准一さん、涼子役の尾野真知子さんたちスタッフ、あわせて40名近くががんばっている。そこへ陣中見舞いにゆこうという旅でありました。
「お蕎麦の出前をお願いします」 と、太田さんにお願いして、寺田さん、彦いっちゃん、合わせて4人の珍道中となりました。
 この旅の顛末を、熱く熱く語るというのが今回の催しの内容です。もともと、帰ったらこのようなことをやろうと話していたのですが、たいへんなことが起こってしまいました。
我々は、3月9日に出発して、3月26日に帰ってきたのですが、その一ヶ月後、ネパール一帯が、マグニチュード7.9という地震に襲われたのです。
それで、今回のこの催しをチャリティーイベントにして、ここで生ずる全ての売上を、義援金としてネパールに寄付することを我々は話し合って決めました。この旅に前半参加したモンベルの辰野さんにお願いして、会場も品川のモンベルを提供していただくことになりました。
どうぞ、皆さん、よろしくお願いします。 夢枕 獏
―――――――
会 場:モンベル品川店 2Fサロン
時 間:18:30開場、19:00開演
参加費:2,000円
定 員:200名(申込先着順)
予 約:必要
申 込:Eメールにてお申込みください  entry@montbell.com 
※代表者氏名(ふりがな)、電話番号、同行者人数と氏名(ふりがな)を明記してください
主 催:夢枕獏事務所


2015年5月17日日曜日

個展終了しました。













数年前までは展覧会のお誘いいただいても断ってました。
自分の本分は印刷仕事にあると思ってたし、実際今でも自分の絵が印刷されて増殖されて世界に広がるのが大好きなわけです。なのでわざわざ足を運んでもらっての自分の絵を鑑賞してもらう、というのがたいへん面映ゆい、分不相応な事だなあと考えていたわけです。
それが変わってきたのはアメリカのポートランドで初めて個展やってからです。
いわく言葉にしがたいんですが、スルっとshowができた。
観てくれて感想言ってくれて、中には買ってくれて。
なんでしょうか。農業を営んで、自分で作った大根を売る感覚が近いんでしょうか。
なんだかすごく原始的にたのしい気持ちが生まれたわけですね。

そこからアメリカで3度個展やらせてもらって、今回初めて、絵を売るという個展では日本で開催させてもらいました。
肩に力が入りすぎると上滑りするのはよく知ってるので、今回、できるだけ軽く行こうと思いまして、いつものラクガキスタイルで展示させてもらった。
いちおう保険として世に出した仕事のデジタルの絵も並行して展示させていただき。蓋を開けると連日たくさんの人が来てくれて、購入までしていただきまして。これはもう大根つくってきた、いや絵を描いてきたかいがあったなあと思った次第。
これでしばらく日本での展覧会はないかもですが、またいつかやることは確かで、その時はもうすこしうまくなった大根を用意しておきたいと思います。
多数のご来展、心より感謝いたします。
ではまた会う日まで。
寺田克也

2015年5月10日日曜日

中野で鉄人と描いてきた話とZINEのこと。

























青山のギャラリーハウスマヤにて個展開催中です。
16日まで。
んで、そこで昨日からZINE売ってます。
中身はラクガキやら使ってない絵やらをざっくり投げ込んだ
スケッチ集だけども、これを頼んで作ってもらったデザイナーの
大岡寬典と相談して、売り上げは全額ネパールに寄付することに
しました。まあ微々たるもんですけど、足しにしてもらいたいのです。
ギャラリーのマヤさんにもご協力いただいて全額です。
個展期間中販売してます。
1000円以上のドネーション方式でして、もういくらでもいいです。
責任をもってネパールの、ちゃんと使われるところに送ります。
報告もここでさせてもらいます。
今は黒バージョンだけですが、中身がちがう白バージョンが
来週中投入されます。通販とかはないです。
お志をよろしくお願いします。

んでもって、昨日9日に、中野ブロードウェイにあるカイカイキキ
プロデュースのギャラリーZingaroで絶賛展覧会開催中の韓国から
来たラクガキの鉄人、Kim JungGiさんのライブドローイングの
おまけとしてふたりで共同ラクガキしてきました。

キムさんの超絶ぶりは動画を検索して観て頂くとわかります。
凄いから。
いろいろな偶然がかさなって8日の夜にいきなり一緒に描くことが
決まったわけですがさすがにいささか緊張しましたけども
凄くたのしかった。
疲れたけど。
ひとりだけで描いてるスピードの倍くらいで描いた気がしてる。
どっと後から疲労がきましたよ。鉄人すげえ。

2時間ほど描いて終わりが見えてきたときに、キムさんと
コレはメビウスに捧げることに決めました。
5/8はメビウスの誕生日だったので。
いまは亡きメビウスの、ふたりは完全なフォロワーであり
チルドレンです。
最後にキムさんがメビウスの姿を描いてくれて完成。
なんかちょいとぐっと来ました。
観てくれたらなんて言ってくれたかなー。

キムさんの個展期間中、たぶん展示されると思います。
中野にお立ち寄りの際は中野ブロードウェイまで是非。
すばらしい事件をもたらしてくれた村上隆さんと
Zingaroのみなさんにも感謝。